ちょっと待って!【生命保険】を見直し前に確認してほしい5つのこと

生命保険にはどれが必要?「医療」「女性疾病」「がん」の3つを見直す

2016年12月27日 14時49分

生命保険会社の収益源になっているのは?


 
これまで説明してきたとおり、多くの皆さんが加入している生命保険は『鍋物セット』です。
メインの肉類(積み立て部分)魚介類(掛け捨て部分)に、様々な野菜類をセット販売しているわけです。
「医療保険」「がん保険」「女性疾病」「三大疾病」「先進医療」など種類も多岐にわたります。

この野菜類が実はけっこうお高いですよね。生命保険の見直しを考える皆さんが、真っ先に目を向けるのもこの野菜類ではないかと思います。

ここでもうひとつ、生命保険業界に身を置いた私がウラ事情を明かしちゃいます。

21世紀になった頃から特に、若い世代が死亡保障を嫌う傾向が強まりました。
そもそも生命保険は「自分に万一のことがあったとき、残される家族のために」加入するものでした。独身であっても「いつかは結婚するのが当たり前」でしたから、若いうちに加入したものです。

ところが晩婚化や草食化が進み、従来の商品が思うように売れない時代が到来しました。困った生命保険会社が活路を見出したのが、この野菜類でした。
「あなたが死んだ後」ではなく「あなた自身が将来、困らないように」という営業トークで売れるわけです。実は後者のほうが営業としては断然、売りやすいのです。

生命保険のテレビCMをよく見て下さい。野菜類の部分ばかりをアピールしていることにお気づきですか?
裏を返せば、ここが生命保険会社にとって一番『おいしい』部分だからです。ということは???
 

鍋物セットの野菜類を【断舎利】する


 
結論をシンプルに申し上げます。
 
ポイントその5:生命保険会社の利益=あなたの損

 
誤解のないよう強調しますが、どの野菜類も「あるに越したことはない」のは確かです。家計に余裕があるのでしたら、将来起こり得る様々な事態に備えることは無駄ではありません。
でも今現在、あなたが家計のやり繰りに苦しんでいるのなら、コスパの悪い野菜類を思い切って断舎利することを検討してみましょう。
 

本当に【断舎利】しても大丈夫なの?


 
そう言われても、野菜類を全部切り捨てるのは心配だ、という人も多いでしょうね。

もし時間があれば、例えば「医療保険」「必要」と検索してみてください。FP(フィナンシャル・プランナー)とか医療関係者の方々が、なぜ野菜類が必要ないのかを解説してくださっています。

ひとつひとつの野菜について解説するには、専門用語も多くなりますし、読むのも大変でしょうから、簡単に要点だけ抜粋しますね。

女性疾病 → 真っ先に断舎利を検討しましょう

コスパの悪い典型です。「医療保険」や「入院特約」とカバーする内容が重複するからです。

先進医療 → 真っ先に断舎利を検討しましょう

対象になるような先進医療が行われるケースはかなり少ないのです。

三大疾病 → 真っ先に断舎利を検討しましょう

支払い対象となる条件が非常に厳しいので、もらえるケースが実は少ないのです。

医療保険(あるいは入院特約)

判断の難しいところですが、まず「通院特約」は無用だと考えてください。

医療保険不要論の主な根拠は2つあります。

1つめは『高額療養費制度』の存在です。
日本の現行制度では、大雑把に言って

*年収が約370万円未満であれば、ひと月の自己負担は57,600円が上限

*年収が370万円以上~770万円未満なら、同じく80,000円程度が上限

ですから、仮に1ケ月で数十万円の治療費がかかっても、上限を超えた額は戻ってきます。

しかし、一旦は病院に支払う必要はあります。まとまったお金が全く払えないならば、医療保険は役に立つ、とも言えます。

でも、親とか兄弟とかが一時的に立て替えてくれるならば、医療保険は無くてもOKと考える人も多いわけです。あるいは「貯金が100万円あれば大丈夫」という意見もあります。


2つめは『傷病手当金』の存在です。
病気やケガで働けなくなったら、最長で1年半の間は給料の3分の2が支給されます。

しかしこれは会社員の場合。国民健康保険にこの制度は無いので、自営業ならば医療保険等でカバーすることを考えるべきでしょう。


がん保険

当然がんになっても高額療養費制度がありますから、あなたが年収370万円未満に該当するなら、自己負担は月57,600円が上限です。
「がんの治療は月に100万を超えることも」みたいに不安を煽られますが、一時的にそれだけ払えれば、大半は戻ってくるのです。

ただしがんの場合、長期間の通院になることが多いでしょうから「通院保障」はコスパ的にも悪くない、と考えられます。


もう一度繰り返しますが、どの野菜類も「あるに越したことはない」のです。生保レディがウソをついているわけではありません。

私が念頭に置いているのは、現状で毎月の家計が厳しい方々です。